「サラリーマン作家」の意味が間違ってるからきっちりして欲しい

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サラリーマン作家、いたらマズいの? - ブログというか倉庫
 はてブをさまよってたら皆がブクマしてたので読んでみた(←はてな住人っぽいでしょ・笑)のですが、木津千里ばりにいらいらしてきたので、話題に乗り遅れているのを承知の上で三言ばかりもの申したいです。
1.「サラリーマン作家」の意味が違う!!!
 基本的にこのことだけ言えれば満足なのですが、「サラリーマン作家」と言えば普通は兼業作家の一類型、すなわち、サラリーマンしながら小説書いてる人のことでしょうよ!! 記事中のコメントもブクマコメントも読みましたが、なぜ誰もそれを指摘しない! いらいらするなぁもう! 日本語の乱れ(ら抜き言葉とか)は許せますが意味の乱れは許せません!! ということで辺境にて叫ばせていただきました。あぁスッキリした(笑)。
2.「サラリーマン作家」とそうでない作家の基準が曖昧
 せっかくなので記事の内容についても軽く触れますが、

「ああ、この人は(職業/生活/サラリーマン)作家であって、(エンターティナー/アーティスト/芸術家)作家ではないのだな」

 どうやら、この人にとっての「サラリーマン作家」の定義はこういうことらしいので、この記事内に限って(←超重要)「サラリーマン作家」の定義はこれで考えていくことにします。野球に例えれば、イチローが好きかボンズが好きかみたいな話のようです。しかし、野球だったらヒットとホームランにはオーバーフェンスという基準がありますが、小説の場合にはそんなのありません。そして、そのことは元記事でも明記されています。それじゃ議論になりません。なりませんが、自分がホームラン級だと思ってるものをヒット呼ばわりされたらカチンとくる人がいてもおかしくないとは思います。とは言え、議論の題材としてははなはだ不適切なのでこれ以上書くことも特にありません。
3.自分の好きじゃないものに「サラリーマン作家」と名付けたらまずかろうよ
 元記事でも「サラリーマン作家」の存在を否定しているわけではありませんが、ただ、「好きではない」とは言ってます。つまり、好きではない作家の類型に「サラリーマン作家」という名称を恣意的に与えたわけです。そうなると、現にサラリーマンやってたりしてサラリーマンという言葉に誇りとかを感じてる人からすれば、そりゃいい気はしないことは想像に難くない、というか私自身も不快な気持ちは隠せません。蒸し返しますが、「サラリーマン作家」って本来そういう意味じゃないですから。言いたいことは分からなくもないですが無用な混乱を招くだけなので、議論を進めたければ別の名称にして欲しいです。ってか、何で誰も指摘しないんでしょう? 私が間違ってるみたいでめちゃめちゃ不安です(汗)。仲間をこっそり募集中です(笑)。