こんなときだからこそあえてジョジョ語で語ってみる。

 一日たってようやく気持ちが落ち着いたので記事にします。
日本アニメ中東で批判高まる 「コーラン読み殺害指示」下野新聞

日本の人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の中に、悪役がイスラム教の聖典コーランを読みながら主人公らの殺害を命じる場面があり、アラビア語圏のウェブサイトで批判が高まっていることが二十二日までに分かった。原作コミックスの出版元でアニメ製作も主導した集英社(東京)は同日、問題のアニメのDVDや原作コミックスの一部を出荷停止にすると発表した。

 「さすがディオっ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!」
 どうやら原因は、

 集英社によると、原作コミックスではコーランは描かれていないが、話の舞台がアラビア語圏だったため、アニメ化の過程で採用したアラビア語の文章を「コーランの一部だとの認識を欠いたまま」使ったという。(サンスポコム*1

 だそうです。
 うん、まあ、百歩譲って宗教問題はデリケートなのでアニメを出荷停止にするのはわかる。スゲーよくわかる。
 だが、

 中東を舞台にした原作の第3部の出荷停止を決めた。
(中略)
 コミックス版95巻のうち第3部は12巻から28巻にあたる。
YOMIURI ONLINE

 原作を出荷停止ってのはどういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!
 ・・・まあ、

 これに対し「ジョジョ」をアラビア語に翻訳したという人物が「登場人物がコーランを読んでいるだけでイスラムへの侮辱ではない」と作品を擁護した。
(中略)
 これまでのところ、日本に対する敵対的行動を呼び掛けるといった過激な反応は見当たらない。
時事ドットコム

 という記事もあるぐらいですからマスコミが騒ぎすぎという気がしないでもありません。
 ・・・やれやれだぜ。
 しかしまあ、

  〇七年三月ごろから、アラビア語の字幕を付けた海賊版がネット上で流通。(下野新聞*2

 海賊版っていうのはマスコミの皆さんスルーなんですね。
 いや、子供のころ刑事コロンボが好きだったせいか、こまかいことが気になると夜もねむれないんですよ。



 ・・・と3部ネタで締めてみました。
 この記事を読んだときはしばらくやるせない気持ちが続きましたが、とりあえず落ちつきました。しばらく黙って様子を見ることにします。

*1:太字フジモリ

*2:太字フジモリ