マンガナツ100コメント(その4)

漫画ナツ100(フジモリ@三軒茶屋の場合) - 三軒茶屋 別館
コメントその4です。
36)無敵看板娘/佐渡川準
ラーメン屋の最強看板娘・鬼丸美輝と、商店街の人々や常連客などが繰り広げるスラップスティックコメディマンガ。
一話完結のドタバタは読んでて安心する。たまにある人情味溢れる話も良いスパイスになっている。
37)死刑執行中脱獄進行中/荒木飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦の短編集。
「奇妙」を描かせたら右に出るものはいない(←独断)作者・荒木飛呂彦の魅力が堪能できる一冊。
38)みなみけ/桜場コハル
南家の3姉妹の平凡な日常生活を描いたほのぼのコメディ。
3姉妹やその周囲の人々のたんたんとした日々に癒される。萌え系「サザエさん」とでも言うべきか。
39)スカイハイ/高橋ツトム
「お逝きなさい」が決め台詞の恨みの門の門番・イズコと故あって成仏できない死者たちが繰り広げるサイコ・サスペンス(?)。
「必殺仕事人」や「闇狩人」、「地獄少女」などと同じく「恨みを晴らす」ことをコンセプトとしているが、依頼人の業の深さもきっちり書き込まれており、勧善懲悪とは一線を画した作品になっている。
40)バジリスク/せがわまさき
山田風太郎甲賀忍法帖』をせがわまさきが大胆にアレンジ。甲賀と伊賀の十人対十人の忍法殺戮合戦の結末や如何に!?
原作の力もさることながら圧倒的画力による忍術合戦は爽快。この人の描く女性は肉感的でエロくて良い。
41)Y十M/せがわまさき
山田風太郎柳生忍法帖』をせがわまさきが大胆にアレンジ。身内を殺された」7人の娘を手助けするのはあの「柳生十兵衛」!
バジリスク』と異なり、絶望的戦力差を跳ね返しいかに復讐を遂げるか、という「縛り」が面白い。
42)いいひと。/高橋しん
スポーツメーカー・ライテックスに入社した「いいひと」ゆーじが、持ち前の純粋さとまっすぐさで周囲の人たちを変えていくヒューマンドラマ。
マンガ版「フォレスト・ガンプ」。現代の「おとぎ話」を満喫できる。フジモリのイチオシはLCチーム編。有森あゆみのカワイさはガチ。
43)ななか6/17/八神健
階段からの転落事故で精神だけが6歳の女の子に逆戻りした17歳の女子高生と、幼なじみの不良少年を中心に繰り広げられるハートフルラブコメ
ブコメの「ラブ」の部分が強いが、「様式美」とそれを一部覆す「意外な展開」のバランスが巧く、最後までハラハラしながら読むことが出来る。
44)しゅーまっは/伯林
普通の中学生・小林彩が、祖父が造る謎の生命体「しゅーまっは」に振り回されるドタバタギャグマンガ
とにかく「しゅーまっは」がグロカワイイ。というかグロキモイ。でも笑える。
45)東京赤ずきん/玉置勉強
近未来の東京で死なない「赤ずきん」が異形の化け物と戦うスプラッタ・アクション(?)。
エログロ注意。エログロというかグロエロ。B級ホラーアクション映画を観るが如く、気楽に読みたいけど刺激がほしい人にオススメ。
46)吼えろペン/島本和彦
作者・島本和彦をモデルとした漫画家・炎尾燃が、さまざまなトラブルを持ち前の熱血で乗りきったり乗りきらなかったりする熱血業界マンガ。
とにかくセリフが熱い。また業界の裏事情が妙にリアルで、本当にありえるかも、と思ってしまう。「駄作で金を貰ってこそ本当のプロ!!」とか「最終回でコケるのが!!名作の条件なんだよ!!!!」などヤバすぎる名言満載。