仙台ジョジョ展に行ってきました。(完全版)

ジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプコミックス)

ジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプコミックス)

 レポート遅くなりましたが、8/6に仙台のジョジョ展に行ってきましたのでご報告を。
荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展inS市杜王町
 東京ジョジョ展とは展示内容が若干違うとのことですが、ネタバレになりますので以下、覚悟のある方のみお進みください。
 待ちに待った仙台ジョジョ展。大阪から仙台は飛行機と新幹線、夜行バスのルートがありますが、体力的にきついので夜行バスは×、そしてトップシーズンでけっこうな値段がする飛行機も諦め、片道5時間の新幹線を選択しました。朝6時発ののぞみで東京まで行き、東北新幹線に乗り換えました。

 現地着は10時半ぐらい。仙台はちょうど七夕祭りのシーズンでした。

 会場までの距離がわからなかったので、徒歩でぶらぶらと移動。
 途中、「広瀬通」や「花京院ホテル」など発見し、思わず「ニヤリ」としてしまいました。


 仙台駅から30分ほど歩いたところに、ジョジョ展の会場である仙台メディアテークに到着しました。

 会場に入るとすでに長蛇の列。1時間待ちとのことですが、涼しい室内ですので苦もなく並べました。
 客層は20〜30台が中心。男女比は6:4ぐらいで、待ち時間をtwitterやってたり『ジョジョの奇妙な名言集』を読んでいたりと各々の時間を過ごしていました。


 そしてついにジョジョ展に。初期作品である『魔少年ビーティー』や『バオー来訪者』などの扉絵からはじまり、1部からの美麗な原画が展示されていました。
 場内は撮影禁止でしたのでテキストでの報告を。
 1部は第一話のカラー原稿など。途中のオブジェで石仮面やブラフォードの剣が飾られていました。
 2部、3部は扉画やコミックス表紙など。水彩によって描かれた絵は、まさに「絵画」と呼ぶのに相応しい。そして、なんというか線に迷いがないように思えるんですよね。
 そして4部を飛ばして第5部。4部が仗助のフォギュアだけだったので一瞬、「あれ?」と思いましたがあとで疑問が氷解。
 第5部も扉絵や単行本表紙が中心でした。唯一の撮影スポットの前で一枚。

 第6部、第7部と進むにつれて、また絵が1つ上のステージに上がっている気がしました。こうやって時系列に見ていくと、「こりゃ、昔の絵は描けないだろうなぁ」などと思ったり。
 そして、メインステージとでもいうべき「第4部」「第8部」と杜王町を中心とした展示に。露伴の仕事場の再現や露伴フィギュアもあり、また「平泉世界遺産登録」イラストの展示など、東北ならではの展示となっていました。
 「弓と矢」のオブジェなどもありながら、次は「SPUR」10月号に掲載された『岸辺露伴 グッチへ行く』の原画コーナーがありました。
 雑誌掲載はもちろん読みましたが、原画として改めて読むとまた違ったよさがあります。
 そして荒木飛呂彦先生の年表と仕事場再現の次は、「AR杜王町」のコーナー。
 iphoneアプリを介して杜王町MAPの指定した場所を覗くと、その場所にちなんだマンガのエピソードが展開される、というものでした。なんとなく物足りなかったのはナイショ。
 そして最後は初代編集椛島氏と荒木飛呂彦先生の対談動画(10分ほど)がスクリーンに流れていました。持ち込み時のエピソードなど、なかなか面白かったです。
 というわけで最後に「杜王新報」を貰って(杜王新報つき前売り券を購入していました)ジョジョ展は終了。
 とはいうものの、出てすぐの場所では「ジョジョスマホ」のプロモーションが行われ、「ジョジョ語バトル」が体験できました。

 このジョジョ語バトル、ジョジョスマホで「ジョジョ語予測変換」がありながらも大苦戦。第7部のセリフは覚えていないなぁ、など反省することしきりでしたが、ディ・モールト面白かったです。いちおうiphoneからでも全国ランキングに参加できるそうですが、まずジョジョスマホでない限り無理無理無理無理でしょうねぇ(笑)。
 そして最後には第8部で定助が食べた「ごま蜜団子」が売っていました。



 冷凍した団子が融ける2〜3時間後ごろが食べごろで、なかから蜜がプニュンッ!と出てきてこれまた「ンまぁーーーーいッ!!」一品でした。
 会場から離れ、物販コーナーへ。
 かなりのアイテムが品切れでしたが、なんとかTシャツは入手。玉虫塗しおりがほしかったです。。。
 というわけで、ジョジョ展はこれにて「任務完了」でしたが、仙台に来たからには是非とも行きたい場所に移動。
 そこは、

 オーソン!!
 期間限定ショップでローソンが見事にオーソンになっていました。

 店内の記念グッズは売り切れでしたが、スタンプがありましたので「杜王新報」にペタンと押してきました。


 来る人来る人、みんな記念撮影(ジョジョ立ち含む)していたのが印象的でした。
 最後に立ち寄ったのは、仙台グッチに展示されていたチャリティーオークションの一覧。

 これまた、シンプルな線でありながら印象的な絵でした。
 ということでこれで完全に「任務完了」。短い滞在時間でしたが、濃厚な時間を過ごした、まさに「黄金経験」でした。

 マンガは印刷媒体である以上どうしても「作者の息吹」が薄れてしまい、また「動き」で視線が次々移動するためじっくりと「コマ」を観ることがありません。
 原画展では、まさに1コマ1コマ、そして1枚の原稿を「絵画」のように観ることができます。
 そこには線1本1本に作者の意志があり、色づかいに作者のセンスが込められています。
 荒木飛呂彦先生の原画はまさにそれ1枚で単体の作品となるほどの素晴らしいもので、観ながら思わず「ほお・・・」となんども感嘆のため息をついてしまいました。
 改めて荒木飛呂彦先生の「すごさ」とジョジョの「素晴らしさ」を感じましたし、更に「ジョジョ」が好きになりました。
 ジョジョラーはまさに「行け!観ろ!そしてヘブンズ・ドアーのごとく本になれ!」な大満足の展覧会でした。
 10月からの東京ジョジョ展ももちろん行きますので、レポートはそのときまた。