『せっかち伯爵と時間どろぼう』1巻

久米田康治待望の新刊。
時を越えて存在する四次元人の伯爵と、めんどくさがりやの少年が巻き起こすドタバタコメディ。
設定はかなり練りこまれている感があり、『かってに改蔵』や『さよなら絶望先生』のように終盤のどんでん返しを大いに期待してしまう。
一方でネタは時事ネタや風刺を挟んだいつもの久米田節。しかも今回は1巻から猟奇ネタ下ネタを詰め込んできて、『かってに改蔵』(の初期)に時間が巻き戻ったかのよう。
しかし作中では1年以上物語は続かなさそうで、いろいろな意味で先が気になる作品になりそうです。