11月の注目マンガ

あと2か月で今年も終わりという現実が受け入れられません。
というわけでマンガを読んで現実逃避(うまいこと言ったつもりなし)

岸辺露伴は動かない

今月の目玉はなにはなくともこの1冊。待ちわびて待ちわびて待ちわびた、岸辺露伴の奇妙な短編がついに単行本化。
一番最初に比べて「動いている」のはご愛嬌ですが、単行本で読めるのはうれしい限りです。

じょしらく 6巻

ついに最終巻。そしてマガジンでは久米田康司先生が待望の連載開始。絶妙なタイミングですね。

坂本ですが? 2巻、さよならソルシエ 2巻

さよならソルシエ 2 (フラワーコミックスアルファ)

さよならソルシエ 2 (フラワーコミックスアルファ)

おそらく今年の「このマン」で間違いなくTOP10入りする2作品。
シリアスとスタイリッシュをつきぬけて笑いに変える前者、主人公二人の関係性を危うく巧みに描く後者とまったく毛色は違いますが、インパクトという意味では両作品とも2013年の漫画ではTOPクラスだと思います。
2巻で大きな失速がなければ、奇もてらいもせず(←誤用)、この2作品はフジモリの年末ベスト10にランクインしていると思います。

ウイナーズサークルへようこそ 4巻

この作品、当初の「競馬マンガ」から3巻で大きく舵を切り、『ONE OUTS』や『ライアーゲーム』のような「競馬」という「ルールゲーム(ギャンブルではない)」という作者得意の領域になってきました。フジモリ的には「おお、大きな金鉱見つけたなぁ」と感心することしきりなのですが、やはり競馬ファン以外の層にはあまり届いていないのかネット界隈でもあまり話題になっていない気がするのが残念なところ。競馬もルールゲームも大好物のまさに「俺得」なマンガ、最新刊も楽しみです。

續 さすらいエマノン

これはなんというか、「鶴田謙二のマンガ最新作が読めるだけで幸せ!」枠です(笑)

ブスだけどマカロン作るよ

もはやタイトルだけで人を殺せるレベルの作品。昨年のフジモリベスト10マンガ『アンモラルカスタマイズZ』という怪作を世に放ったカレー沢薫の最新刊。というよりこの人のマンガ11月になんと3冊も出ます。
久米田康司の持つ毒をスイーツ向けに配慮というリミッターを外したかのような作風。「毒で笑う」という稀有な漫画だと思います。

おおきく振りかぶって 22巻、山賊ダイアリー 4巻

山賊ダイアリー(4) (イブニングKC)

山賊ダイアリー(4) (イブニングKC)

このあたりは「惰性ではなく、継続して読んでいる高値安定枠」ですね。当然ながらONEPIECE最新刊も。

上記以外にも買いたい本がたくさんある豊作な11月。冬の到来を忘れさせるぐらい熱い一か月になりそうです。
最後に、これも購入予定。もういくつ寝ると。