共同通信の記事が火のないところに煙を立てたんじゃないの?という話。
昨日のジョジョの話の続きです。かなり感情的な記事なので興味のない方はスルー推奨。
引用の域を超えているかもしれませんが、より多くの人に伝えたいので転載します。
@JOJOさんより。
追記2(05/24):
dionotomoさんの「ジョジョの奇妙な冒険のイスラム教冒涜問題」に、アラビア語のサイトを実際に見た上での、新聞社の報道とはかなり違った見解が掲載されている。(プロフィールが無いので、どういう方なのかは不明)確かに、「ジョジョ」「コーラン」とアラビア語で検索すると、数百のサイトがヒットしますね。 しかし、大半が同一人物による書き込みを転載したもので、文章まで同じものが多数あります。ほとんどのサイトでは、数本の書き込みがあって鎮火です。
しかも、「ジョジョを悪人」だと思い込み、「新作アニメ、ジョジョの奇妙な冒険」と書いているものがほとんど。新作じゃありませんよ。確かに、ある一人のマニアがそれをやってアラビア語のサイトに載せて、一生懸命炎上を図った。最初は2007年6月あたりのことでしたねぇ。アニメオタクのサイトに投稿してみたものの、「他人のことなんかジャッジすんなよ、おめえ、うぜえんだよ」みたいな書き込みを、アラブの方からも受けて、あえなく撤退されたようですね、最初の投稿者師は。
次から次へと、教育問題のサイトや母親のサークルなんかに投稿し続けていましたね。けど、お義理程度の反応で、あまり盛り上がらず・・・5月に入ると数は増えてましたが、手当たり次第に投稿してましたねぇ。そこに共同通信社が登場。「中東で火の手」と報道して、世界中に知れ渡ったと。そういうことですかねぇ。でも、放火したのは、どっちでしょうねぇ。
確かに、アラビア語のサイトで、粘着コピペを繰り返していた人物はいたが(どの国にもいるんだなぁ、こういう輩)、実際は大して相手にされておらず、いわゆる炎上はしていなかった。そこに共同通信社が記事にした為、世界中にセンセーショナルに報道されてしまった、という事らしい。
上記の記事が話半分としても事実だとすれば*1、ほんと、やるせない気持ちになります。
で、共同通信社の記事を読んでみると、なんというか、こう、怒りがふつふつと湧いてきました。
この記事を書いたやつ、絶対ジョジョ読んだことないだろ、という感じ。
偏見かもしれませんが、今回の経緯としては
ある一人のイカれた人物によるアニメジョジョバッシングを共同通信社が事実確認せずに取り上げた(あるいは誇張した)ため大騒ぎになった。
という気がしてなりません。
異文化への無知で波紋?ネット通じ思わぬ視聴者?
今回の記事で、イスラム教徒の方々に対し日本人が変な偏見を持つようであれば、この記事を書いた人こそ「異文化への無知」と弾劾されるべきではないかと思います。
【参考記事】
●http://dionotomo.iza.ne.jp/blog/entry/584881/
→現在はブログエントリが削除されています。謎です。
●http://d.hatena.ne.jp/SHIKAIKILYOU/20080525/p1
→フジモリが今いちばん知りたいのは、最初の記事の中にある「イスラム教スンニ派教学の最高権威機関アズハルの宗教勧告委員長アトラシュ師」に対し、「誰が」「どのように」インタビューを行ったか、ということ。
この人に「いまこれこれこういう話題で盛り上がっていますが、あなたはどう思いますか?」という質問をしたならなら間違いなく記事のように答えるでしょう。
ただ、記事そのものを鵜呑みにする人たちは「中東で話題になっているこの件に対し、アトラシュ師が声明を出した」というふうに捉えると思います。
少なくとも、「現象」と「発言」の因果関係が現時点では不明ですから。
●「ジョジョ 中東で非難」問題に共同通信のマッチポンプ疑惑 :にゅーあきばどっとこむ
*1:この辺の事実関係はほんと、どうなんでしょうかねえ。