杉基イクラ『ナナマルサンバツ』7巻

例会編決着と新たな戦いに向けたタメの巻。
例会編ではキャラがかなり出てきたので読む側もしばし混乱しましたが、越山くんは御来屋とライバル関係を築きしっかりと主人公してましたし、笹島部長はチートな実力と過去が垣間見られたし、真理兄という重要キャラも登場したりと、いろいろ人間関係に厚みが出たシリーズでした。
考えさせられたのが、真理兄がクイズに必要な能力を「情報を収集して保持するインプット」「情報を取り出すアウトプット」と言ったこと。つきつめると、確かにクイズは「道具に頼らず生身で戦うことがすごい」という点で将棋などと同じくまさに頭脳格闘技、あるいは陸上などの体育会系競技と同じなのだなぁ、などと感じたり。