『少年ノート』をより楽しむためのBGM(1巻)

少年ノート(1) (モーニング KC)

少年ノート(1) (モーニング KC)

鎌谷悠希『少年ノート』の作中で歌われている合唱曲たちをで、遅まきながらヘボアマ合唱ファンなりにゆるく適当に解説してみます。(←アイヨシのパクリ)

木下牧子「春に」

混声合唱曲集「地平線のかなたへ」の1曲です。
「この気持ちは何だろう」という歌いだしで始まる、合唱曲のなかではかなりメジャーな曲だと思います。
岩岡ヒサエ『オトノハコ』でも歌われていました。
春の力強さと暖かさが伝わる一曲です。

アクアマリン「COSMOS」

由多香のボーイソプラノが初めて披露される曲。
もともとアクアマリンという音楽ユニットが作った曲ですが、富澤裕という作曲家によって混声三部合唱曲として編曲されました。
こちらが原曲。

そしてこちらが合唱版です。

どちらも味がありますが、由多香のボーイソプラノで聴いてみたい一曲ですね。

「君をのせて」

これは説明するまでもなく有名な、「天空の城ラピュタ」の1曲です。
先ほどの「COSMOS」とおなじく、富澤裕による編曲版があります。

木下牧子「二十億光年の孤独」

こちらも混声合唱曲集「地平線のかなたへ」から。
いかにも「合唱」という曲だと思います。

ちなみに、05 P201の「ネリリし キルルし」は「二十億光年の孤独」の一節です。
「二十億光年の孤独」は谷川俊太郎の処女詩集のタイトルでもあります。
この谷川俊太郎、合唱人なら知らぬものはいないという存在。合唱曲にかなりの頻度で登場します。ちなみに「スイミー」を翻訳したのも彼です。これ豆な。
作詞谷川俊太郎が朗読する「二十億光年の孤独」

オペラ「カルメン

下の動画は有名なオケの一節。
佐渡さんが最初の一振りで指揮棒を飛ばすところも見所です(笑)。



以上ですが、何かありましたら遠慮なくコメント下さいませ。ばしばし修正しますので(笑)。(←これもアイヨシのパクリ)
『少年ノート』は作中から歌が漏れ出てくるような歌唱シーンそのものも見所ですが、実際の歌をイメージするとよりいっそう楽しめるのではないかと思います。