ライトノベルとJ−POPの共通点

 ヘビメタバンドである「メガデス」の元ギタリスト、マーティ・フリードマン氏がJ−POPについて語っているコラムを一冊の本にまとめた『いーじゃん! J-POP だから僕は日本にやってきた』が発売されました。

 発売に際し彼のインタビューがwebに掲載されましたが、内容が非常に興味深かったのでご紹介します。
●「日本の底力は『おもしろければなんでもあり』にあり」マーティ・フリードマン氏(元メガデス・ギタリスト)インタビュー【前編】

マーティ: アメリカでは確かにジャンルがしっかりしているんですが、結果的にその枠に縛られているんですよ。例えば向こうのヘビーメタルは、ほかのメタルバンドからはパクるけど、ラテン系の音楽からパクれない。ディスコミュージックからもパクれない。
 ところが日本では、ジャンル関係なしに好きだったらパクる(笑)。ほかのジャンルからパクっちゃダメ、みたいなルールがないから、結果的にはすごく冒険的に、面白いものが生まれてくる。たぶん失敗作も出るかもしれないけど、冒険する時って、そういうものでしょ。
 おかげで、メチャメチャ面白い、オリジナルな融合が生まれてくる。だから、日本でジャンル分けが強くないのは、とってもいいことだと思います。

 ジャンルに縛られず「面白さ」を追求し、様々なジャンルの手法を取り入れる。
 これって、ライトノベルにも同じことが言えるなあ、と思いました。
 SF、ミステリ、恋愛小説など様々なジャンルの「手法」を貪欲に取り入れる。ライトノベルはそれゆえにジャンルを越えた面白い読み物として受け入れられているのではないかと感じました。
【ご参考】ゼロ・ジャンル - Wikipedia