マンガ版ノアの方舟計画〜フジモリの場合〜

マンガ版ノアの方舟計画 - 三軒茶屋 別館
ルールのおさらいです。

ルール：現在所持しているマンガの数を２割に削減しなければならない。

というわけでフジモリの本棚から選び抜かれたマンガをご紹介します。
これがフジモリ版ノアの方舟だ！

ジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプコミックス)

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』集英社
現在９２巻。いきなりキャパの約半分を占めちゃいました（笑）。
しかしながらこのマンガはフジモリにとってのバイブル。いわば「考えるまでもなく持ち出すマンガ」です。
その画、そのセリフ、その物語全てがフジモリの血肉になっています。

よつばと! (1) (電撃コミックス)

あずまきよひこ『よつばと！』メディアワークス
現在６巻。ジョジョの次に好きなマンガです。『終わらない日常』に真っ向から対抗している、『終わるからこそ貴い日常』を描いています。

あずまんが大王 (1) (Dengeki comics EX)

あずまきよひこ『あずまんが大王』メディアワークス
全４巻。何回読んでも笑ってしまいます。独特な間とキャラ同士の掛け合いが絶妙。

日がな半日ゲーム部暮らし (Dengeki Comics EX―電撃4コマコレクション)

祥人『日がな半日ゲーム部暮らし』メディアワークス
現在２巻。とある女子高のゲーム部で起こるぬるい日常を描く４コママンガです。このぬるいやりとりが非常に面白く病みつきになります。意外とweb上で取り上げる人が少ないよう見受けられますのでもっと同士を増やしたいと思うのですが、とりあえず、みひろは俺の嫁。

さよなら絶望先生(1) (講談社コミックス)

久米田康治『さよなら絶望先生』講談社
現在９巻。常に絶望する先生とヤンデレヒロインたちが送る絶望的な学園ハーレムマンガ（笑）。前作『勝手に改蔵』はエッジききすぎてましたが、今作は毒も程よく薄まり読みやすくなってるかと。しかしながらパンチの効いた小ネタとヤンデレ女子はまさしく「オンリーワン」のマンガだと思います。

それでも町は廻っている 1 (ヤングキングコミックス)

石黒正数『それでも町は廻っている』少年画報社
現在３巻。メイド喫茶を舞台にしたちょっと変な登場人物のちょっと変な日常を描く分類不能なマンガ。後述する『菫画報』を現代風にした感じです。

金色のガッシュ!! (1) (少年サンデーコミックス)

雷句誠『金色のガッシュ！！』小学館
現在２９巻。いわゆる冒険活劇ものですが、登場人物たちの「熱い」セリフや、必ず訪れる魔物の子との「別れ」は何度読んでもグッときます。改めて読み返してみると５巻でゼオンが「もう一つの地獄に気付く」と言ってたり、結構伏線が早めに張られていることも再発見できます。

のだめカンタービレ（1） (講談社コミックスキス (368巻))

二ノ宮知子『のだめカンタービレ』集英社
現在１８巻。ドラマ化、アニメ化とあっという間にメジャーになってしまいましたが、フジモリはクラッシクヲタなので連載初期から注目してました。クラッシクをマンガで表現する面白さ、リアリティ溢れる（笑）音楽畑の変人たち、そして「持つもの」「持たざるもの」を隔てる世界の残酷さなど、さまざまなテーマが読み取れるマンガです。これを読むとクラッシクが聴きたくなります。

おおきく振りかぶって (1)

ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』講談社
現在８巻。いわずと知れた（？）新感覚高校野球マンガ。弱小公立校が強豪に対して「理」で勝っていく様子は爽快以外のなにものでもないですが、根本にあるドロドロした部分も良いアクセントになっています。なにより、オドオド主人公・三橋廉が「おおきく振りかぶる（＝自信をもって投げる）」までの成長物語として単純に楽しく読めます。

げんしけん(1) (アフタヌーンKC)

木尾士目『げんしけん』講談社
全９巻。現在の「サークルもの」の金字塔とも言うべきモラトリアムマンガ。前作『五年生』などからみても、もっとドロドロ描こうと思えば描けたのでしょうけど、一歩踏み止まったことで「あのころの楽しかった日常」を見事に描ききることが出来たのではないかと思います。

もやしもん(1) (イブニングKC)

石川雅之『もやしもん』講談社
現在５巻。菌マンガという世にも珍しいジャンルですが、薀蓄だけでなく人間模様や作者独特の「間」など読んでて飽きません。

ノーマーク爆牌党 1 (1)

片山まさゆき『ノーマーク爆牌党』竹書房
全９巻。麻雀マンガです。「爆牌」という武器を持つ悪魔的な強さを誇る「天才」爆岡弾十郎に「凡人」鉄壁保が立ち向かう本です。闘牌シーンは非常に手に汗握ります。特に８巻〜９巻の決勝戦は数ある麻雀マンガの中でもフジモリは一番好きです。

打姫オバカミーコ (1) (近代麻雀コミックス)

片山まさゆき『打姫オバカミーコ』竹書房
現在６巻。これも片山まさゆきですが、この本は一転して初心者にやさしい麻雀マンガです。オバカな女流雀士丘葉ミーコとその師匠の物語ですが、毎回毎回非常にためになるレクチャーですので、「ルールは覚えたけど、どうやったら強くなれるの？」という方にオススメのマンガです。

WORKING!! 1 (ヤングガンガンコミックス)

高津カリノ『ＷＯＲＫＩＮＧ!!』スクエアエニックス
現在３巻。ファミレスを舞台にしたドタバタラブコメ４コマ。恋愛分補充のため（笑）リストに入れました。あちこちのサイトで言われてますが、伊波のツンデレぶりは異常。

菫画報 1 (アフタヌーンKC)

小原慎司『菫画報』講談社
全４巻。やるときはやる。やらないときはやらない女子高生・星之スミレが主人公のぼんやり「非」日常学校生活マンガ。レトロな画風とＳＦ（すこしふしぎ）な物語が「なじむ　実に！　なじむぞ　フハハハハハ」な感じです。

---

これで合計２０４冊。あのマンガもこのマンガも入れたいのですが涙をのんで絞りました。
本棚はその人の全てを映す鏡といいいますが、まさにそのとおりだと思います。
「好きなマンガ」「薦めたいマンガ」とはかなり異なった結果になったことに自分でもびっくりです。
大量にある本をシェイプアップすることで自身を見つめ直すいい機会になりました。ご興味もたれた方は「あなたのノアの方舟」を作ってみてはいかがでしょうか。
同様に「小説版ノアの方舟」や「音楽版ノアの方舟」を作るかは反響次第と言うことでひとつ（笑）。
さて、返す刀で漫画ナツ１００がんばりますです。