別館号外さんちゃ0041号

アイヨシ

●「2ch.net」ドメイン差し押さえ？
　すでに色んなところで話題になってますね。先週の新年会でも話題になって、そのときアイヨシが「ひろゆきの財産を差し押さえるのはとても難しい」ってことを力説するはめになったのですが（笑）、まさかドメインを差し押さえるって話になるとは。確かに前代未聞です。ってか、ホントにできるの？
【参考】壇弁護士の事務室　ドメインの差押え
【参考】アイヨシの書評　宮部みゆき『理由』
　『理由』は不動産執行が問題となっています。不動産みたいな所在がハッキリしているものでも、その執行は大変なんですよ（現在は法律も改正されてて刊行時と事情はちょっと違ってはいますが）。ひろゆきの場合に限らず一般論として、財産への強制執行はとても難しいのです。


　森博嗣『ηなのに夢のよう』さらっと読了。面白かったです。メフィスト賞第一作『すべてがＦになる（書評）』でデビューして以降、新本格の代表格として常に売れっ子の位置をキープしている著者ですが、その作風は密室トリックを機軸とした正統派ミステリがほとんどで、世評の割にその内容はクラシカルなものだと個人的には思ってました。もちろん、科学的思考によるアプローチとかの斬新かつ魅力的な要素は多々ありますけどね。しかし、本作は名実ともに新本格（←もはや死語？）って感じでした。この先このシリーズは、森博嗣はどこに行ってしまうのでしょうか？
【参考】Ｊ-ＣＡＳＴニュース　これでいいのか！ テレビの自殺報道規定
　蛇足ですが、著者の言葉に対してのこだわりは評価してますし好感すら持っているのですが、ゴレンジャーはそういう名前なのですから、ゴレンジャとすべきではないと思います（笑）。

●「『うる星やつら』フランス版ではラムちゃんの名前がジュヌヴィエーヴになっている」（杉江松恋は反省しる！）
　長くね？　ジュヌヴィエーヴと言えば、『ドラッケンフェルズ（書評）』もしくは『ドラキュラ紀元シリーズ（書評）』ということで、たいして興味もないくせに反射的に紹介しちゃいました（笑）。