ドラッケンフェルズ

 本館のカウンタが20万HITです。日頃来て頂いている皆様に感謝感謝です。ホントは、20万のタイミングで公開できるんじゃないかなぁ、と考えていた企画があるのですが、予想より早い到達だったので無理になりました。嬉しい誤算ということではあるのですが、何もご用意できずにホントすいません……(汗)。

NHKオーディオドラマ8月5日放送は『夕凪の街 桜の国』です。
 多分聞かないだろうなと思いつつも自分メモ。
 漫画の方は掛け値なしの大傑作だと思いますが、あの独特のタッチがラジオドラマで再現できるかどうか、興味もありますが不安もあります。

●プチ書評
ドラッケンフェルズ』(ジャック・ヨーヴィル/角川文庫)

 書評のために友人からゲットレンタル中の本ですが、古本屋をいくら巡ってもお目にかかれない入手困難本です。
 オススメ中のオススメ本ですが、その魅力を言語化するのがなかなか難しくて書評に難儀しております。ジュヌビエーヴは吸血鬼小説というジャンルを語る上で欠かせないキャラだと思います。その反則的な魅力はひとつの完成形とも言えるでしょう。
 予想通りの意外な裏切りは意外でもなんでもありませんが(この敵キャラが最高!)、しかしながらとてもドラマチックです。ファンタジーでありながらも『そして誰もいなくなった』的なサスペンスもあり、演劇ものとしての面白さもあって読み応えは抜群なのですが、それでいて非常にコンパクトに仕上がっていてお得感に溢れた一冊です