号外さんちゃ917号@アイヨシ

 おかえりっと!

 ハルヒの新刊が売ってないって、そんなことあるわけないやろ、と思ってアマゾンで見てみたら、GW中ってこともあるんだろうけど、5月6日PM11:00現在、確かに発送可能時期が通常1〜2週間以内に発送ってなってますね。アニメ化恐るべし!
 そんなハルヒの新刊ですが、フジモリのために中身をちょっとだけ紹介。
 中編が2編収録されています。そのうちの1本『編集長★一直線』は年度末の頃の話です。葉桜ならぬ、桜には少し早い季節に君を想うということ、ってな感じです(ナンノコッチャ)。

 状況証拠で申し訳ないですが、『さよなら絶望先生』のヒロイン(?)の名前がペンネームながらもカフカ風浦可符香)なのは、おそらくフランツ・カフカの『日記』を意識してのことだと思います。
 なんで状況証拠かといえば、絶版なのかもともと翻訳されていないのか判りませんが、詳細不明で手に入れることができず、未読だからです。
 ですけど、長らく探していた『羽根むしられて』という本をたまたま古本市で入手することができたのですが、その中に『ぼくの日記帳』という私小説めいた短編が載ってまして、これが自虐的ユーモアに満ちたもので、いかにも『さよなら絶望先生』みたいなテイストが感じられるものなのです。で、この短編について、フランツ・カフカの「日記」を思い浮かべてしまう、という訳者の注釈がついていることから、多分そうじゃないかと思うわけです(長い説明で申し訳ないです)。
 てなわけで、カフカの日記についての情報が知りたいわけですが、こういうときにゲストブックが閉鎖状態だと不便というかモチベーションが低下しますよね……。

 『ライトノベル「超」入門』もそうですが、キャラクター/キャラの二分論がいつの頃からか基本的な認識となりつつあるみたいですよね。
 この手の論点についての論考を読んでて思い出したのが筒井康隆の『残像に口紅を』(中公文庫)です。アイヨシがこの本を手に取ったキッカケはぶっちゃけ『幽☆遊☆白書』の禁句のテリトリーですが(笑)、この本の冒頭での記号内容と記号表現、イメージについてのやりとりというのはこの問題を先取りしていたようにも思います。てゆーか、筒井康隆については本書を含めてお気に入りが何冊かあるので、書評とか書きたいと思っているのですが、いつになることやら……。


 毎度毎度の戯言ですが、今回のは極めつけですね(苦笑)。

 そこにシビれる!あこがれるゥ!