会社が個人のweb活動を管理する時代がやってくるかも

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 こういうニュースが出てくるたびに、「そろそろ企業で個人のweb活動を管理するようになるのかな」と危惧してしまいます。
 基本的に会社(公)はプライベート(私)に介入しませんが、winnyによる企業情報の流出が頻発した際には「個人のPCにwinnyインストール禁止」を依頼する(依頼という名の強制に近い)企業が増えてきました。
 最近ではリスクマネジメントのなかで想定リスクに「風評による被害」を考える企業も多く、ブログやSNS、匿名掲示板による虚偽情報や企業を貶める情報の書き込みの対策に頭を悩ませるでしょう。
 そうなると、一番手っ取り早いのが個人のweb活動を管理することです。
 企業にとって個人(私)の活動が企業(公)に影響するのであれば、「プライベートの時間も公と同じ」と短絡的に結論付けてしまうかもしれません。
 近い将来、企業は社員(派遣社員、バイト含む)に対し、自身が開いているサイト(ブログ含む)やSNSニコニコ動画などのIDを全て登録させ個々のweb活動を把握し、風説の流布に当たる書き込みがあった場合「当社では社員全てのブログを管理しておりますが、当該記事を書き込んだ該当者はおりませんでした」と即座に宣言。もし社員だった場合虚偽報告で懲戒、なんてことが平気で起きそうな予感がします。
 どうせ見せしめにするんだったら個人の責任に帰するよう風説の流布業務妨害罪でしょっぴけばいいのにね。*1
【関連】http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071023/138300/?bzb_pt=0&bzb_pt=0

*1:今回の記事は若干極論で書いています。個人的にはそこまで過激にしなくても落としどころはあるかと思っています。