別館号外さんちゃ0045号

嶋中書店、会社解散(新文化)

1月10日付で会社解散の手続きに入った。現在、富士法律事務所(担当:鴨志田哲也弁護士=TEL03-3580-1021)に清算業務を一任している。鴨志田弁護士は「売上げ悪化により、これ以上続けても立ち行かないため」と理由を説明している。同社書籍の取り扱いなどについては同日付で各取次会社に通知済みという。

 とりあえずミステリ読みとしての立場からしますと、フリーマン『歌う白骨(書評)』、ガードナー『ビロードの爪』、西村京太郎『イヴが死んだ夜』辺りが他の出版社からも刊行されてなくて、今後入手困難になることが予想されます(多分)。心当たりのある方は早めの入手をオススメします。特に、『歌う白骨』は倒叙ミステリについて薀蓄をたれるときによく名前が出てくるという意味で歴史的な価値はあるのですが、それでいて今読むと正直そんなに面白くない(コラコラ)ので他社からの復刊も期待薄な、要注意本だと思います。
 ま、実際どうなるかは分かりませんので、本読みの方は嶋中書店の出版リストを一度チェックなさってみた方が無難だと思います。



理論社ミステリーYA!更新ー
 柳広司漱石先生の事件簿』が更新されてます。昨日ですけどね(汗)。

Yahoo!ブックスインタビュー 池田秀一
 『シャアへの鎮魂歌 わが青春の赤い彗星』についてのインタビューですが、普通はこんなの出版されませんよ(笑)。やっぱりガンダムはすごいですね。