号外さんちゃ989号@アイヨシ
筒井康隆自身の言葉を借りれば、いつまでもいつまでも芳山和子ではないと思います、ということで(笑)。
だいたい、文庫にして100ページちょっとしかないジュブナイルを対象として、ネタバレ無しでまとまった文章を書こうだなんてどだい無理な話というものですよ。フジモリが『ナ・バ・テア』や『ダウン・ツ・ヘヴン』とかの書評を書いたら考えないでもないですが(笑)。
暑くてやってられなかったので、家に引きこもって書評を書いてました。
ここだけの話ですが、絶版本を褒め称えるのはとても楽しい作業です。
レア物を持ってるというちょっとした優越感はもちろんのこと、変なこと書いてもツッコミは入らないですし(コラコラ)、もし書評を読んだ方が「面白そー。この本欲しー」と思ったとしてもそうそう手に入らないわけです。そんな悔しい思いをしている方がいるかもしれないと思うと、書評の方もどうしたって気合いが入るわけですよ(笑)。
そんなわけで、現在書評を手がけているのは、
『ドラッケンフェルズ[→fukkan.com]』(ジャック・ヨーヴィル/角川文庫)
『ドラキュラ紀元[→fukkan.com]』(キム・ニューマン/創元推理文庫)
『ドラキュラ戦記[→fukkan.com]』(キム・ニューマン/創元推理文庫)
『ドラキュラ崩御[→fukkan.com]』(キム・ニューマン/創元推理文庫)
全部絶版本ですが何か?(笑) 復刊されればいいなー(←白々しい)。
●<訃報>宇山日出臣さん62歳=編集者
新本格ミステリの隆盛に多大な貢献をされた方ですね。講談社ミステリーランドの立役者としても知られています。ご冥福を。