号外さんちゃ962号@フジモリ

 アイヨシ曰く、「なぜ人はネタバレをするのか?」の分析。

なぜネタバレをするのか?
(1)嫌がらせ
(2)コミュニケーション(この感動を伝えたい!)
(3)咀嚼欲・分析欲
(4)アイデアを過去のものとするため

 で、最近ふと思ったのがこれ以外の可能性で

(5)ネタバレしていることに気づいていない

 というのもひとつの要因としてあるかな、と思いました。
 そもそも「ネタバレ」という概念はミステリ読みの方は必須スキルですが、それ以外のいわゆる「普通の読者」は「何がネタバレであるかわからない」「ネタバレが悪いことだと気づいていない」ことから読んだ本の感想を書く過程で無意識にネタバレしてしまうという事態になってしまうのではないかと。
 blogの発展などで以前に比べ一般の方々が気軽に本の感想を書く機会が増えましたし、「容疑者Xの献身」などのミステリ小説が大衆文学賞を受賞するなど人口に膾炙したため「ネタバレに関するお約束」を意識しない読み手も多いでしょう。例えば「猿の惑星は実は○○だった」という比喩を平気で用いる人もいましたし(実際、某インタビューでもこの発言がありました)。
 当然、「ネタバレが絶対悪だ」という原理主義が良いとは限らないわけですし、目くじらを立てることでもないかもしれません。
 しかしながら、現実問題として検索エンジンの発達により「ネタバレありの書評」と「ネタバレなしの書評」にフラットに接してしまう状況の中、今後ネタバレ被害者というのは増加の一途をたどることが予想されます。

 …ということを伊坂幸太郎「砂漠」が直木賞にノミネートという記事に触発されネット上の書評を漁っているうちに、「ネタバレ」という地雷を踏んでダメージを受けた頭で考えました(笑)。
 ネタバレダメ!ゼッタイ!

hotpepper「SMAP CM Galley」

 豆知識。アテレコ当てられているドラマは以前フジテレビでやった番組「SMAPのがんばりましょう」内のドラマ「GOING NUTS」です。
 ちなみにこれ関西限定かと思ったら全国CMなんですね。