号外さんちゃ955号@アイヨシ

 ジョジョ書評の続きまだー???(笑)

 読書好きがネットを利用しているときに注意しなければならないのがいわゆる”ネタバレ”です。まあ、ネタバレ注意と明記してある書評・感想に近づかなければ大抵問題はないのですが、もっと根本的な解決方法があります。
 それは、ネタバレされる側ではなくする側になればよいのです。つまり、自ら率先して新刊を読みまくるのです。そうすればネタバレされることはなくなります。しかも、一切の先入観なしに傑作に出会うという無上の喜びを味わうこともできます。
 しかしこれには当然デメリットもあります。事前情報なしに新刊を読むということは、自分の趣味に合わない本、あるいは地雷本に出会うこともそれなりに覚悟しなければなりません。引き返すという選択肢ももちろんありますが、そうはせずにその道を突き進もうとする場合にはどうすればよいでしょうか? そこで、つまらないと思った本でも楽しめるような新たな読み方を編み出すことで、読み漁り続けることが可能になります。
 例えば、特定のジャンルの沿革上での価値を見出してみたり、他の作品との比較材料にしてみたり、ここはダメだけどここは良いみたいな良いとこ探しをしてみたり、ネタとして昇華してみたりなどなど。方法は様々ですが、どんな本でも楽しみ方というのは案外あるものです。
 ところが、こうした読み方を繰り返しているうちに、本来の自分自身の本の読み方というものを忘れてしまう恐れがあります。そうなってしまうと、面白い本を素直に読むことができずに粗探しをしてしまい、せっかくの傑作が台無しという本末転倒な事態が生じることになります。そうした読み方が慢性化してしまうと、一人前の捻くれた読者になってしまうわけです(笑)。
 とはいうものの、やはりチャレンジ精神を忘れてはならないと思うのです。タイトルからして内容がボロボロであることが想像できちゃったとしても、あるいは最近の作品が駄作続きで今回もあまり期待できなさそうだとしても、本当のところは読んでみないと分かりません。ましてや、その作家に思い入れがあるときには、地雷本の危険に目を瞑ってでも即座に読むということがあっても良いと思うのです。
 長々と語ってきましたが、つまり、日本×ブラジルはリアルタイムで観ることに決めたので今日は早めに寝ることにします、ということが言いたかっただけです(笑)。てなわけで、おやすみなさい。ぐう。

「ネット社会を生きる奥義」 羽生善治(前編)
 「Web2.0」とか言われても全然ピンとこないのですが、それってやっぱりマズイですか?