号外さんちゃ908号@アイヨシ

 今日は名人戦第2局1日目ー。

 後手番の挑戦者谷川九段は個人的に予想していた一手損角換わりではなくゴキゲン中飛車を採用。これも良く指されてますので想定の範囲内ですが(←言い訳)。
 本日衛星放送で聞き手の石橋女流四段ゴキゲン中飛車の使い手ですので、指し手について内容の濃いやりとりが期待できます(ちなみに解説は東の魔王、あるいは魔太郎こと渡辺竜王)。

 対して森内名人は5八金右! これは個人的には「マジかよ?」って手です。
 以前羽生三冠のゴキゲン中飛車を相手に、飛車先を2六で保留したまま銀を4八から4七〜3六と進出させて後手の3四の歩を狙う指し方(いわゆる森下流)で快勝した将棋がとても印象に残っているので、その指し方を採用すると予想していました。
 ところが5八右金です。これだと、場合によっては60手前後、あるいはもっと前に終局になってもおかしくない超急戦に突入してしまう可能性もあります。しかも、アイヨシの知る限りではその超急戦の変化はどちらかといえばゴキゲン有利ってことになってる気がします。おそらく秘策があってのことだと思いますので、だとしたら是非その手を知りたいので楽しみではありますが、しかし怖いなぁ……。

 てゆーか超急戦に突入。即死の危険もある流れの中で、封じ手まで行って良かったととりあえず一安心。しかし、持ち時間9時間のうち、約1時間しか使わなかった森内名人と約6時間も使った谷川九段のペースの違いに驚きです。どっちも極端だなぁ(笑)。