『神のみぞ知るセカイ』第76話盤面チェック
- 作者: 若木民喜
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/07/11
- メディア: コミック
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もっとも、主人公の名前が「桂木桂馬」なので、いずれはあり得る展開ではないかと将棋ファン的には思っていました。桂馬は将棋の駒の中で特殊な動きをする駒です。一つ前のマスを飛び越えて二つ前の左右どちらかに移動できるトリッキーな駒です。その特性ゆえに、桂馬を使う際には両取り*1が常に狙いとなります。また、離れたところから玉を詰める「吊し桂」といった使い方もあります。右の駒を取るか左の駒を取るか。ギャルゲーオタクの主人公らしい名前だといえるのではないでしょうか(笑)。
この先ストーリーがどのように展開して、将棋がどのように絡んでくるのかは分かりませんが、とりあえず作中の盤面を2つ紹介しておきます。
(週刊少年サンデー2009年51号『神のみぞ知るセカイ』第76話p180より)
(週刊少年サンデー2009年51号『神のみぞ知るセカイ』第76話p184より)
両図とも持ち駒は不明です。上図についてはどちらの手番か不明。下図については便宜上、榛原七香を先手、田坂三吉*2を後手としましたが実際は不明。また、盤面も一部不明瞭につき識別可能な範囲で再現しました。なので、例えば6四の地点には先手の駒がありますが、駒の種類が識別できなかったので下図では空白としました。このように不完全な再現図なのでご注意を。
とはいえ、何となくそれっぽい図面です。もしかしたら元ネタ・元棋譜があるのかもしれませんが、私の知識ではサッパリ分かりません。作者のブログ(:: HoneyDipped ::)を読むと自作について結構語ってくれるみたいなので、こまめにチェックしていればその辺の事情も明かしてくれるのかもしれませんが、どなたか何かご存知の方がおられましたらご教示いただければ幸いです(ペコリ)。
【追記】
●:: 11/24:FLAG76「桂の高飛び歩の餌食」 | HoneyDipped ::
ゲーマー→桂馬だったのですか。それは気が付きませんでした。あと、奨励会の将棋がモデルとなっていたのですね。なるほど。私に分からなくて当然です。安心しました(笑)。
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