別館号外さんちゃ0163号

　マンガ『新世紀エヴァンゲリオン　11巻』のカバー折り返しの貞本義行のコメントを読んで、ジブリがアニメ化すべきだったのは『ゲド戦記』ではなく『闇の左手』だったんじゃないかと思いました（笑）。
【参考】アイヨシの書評　『闇の左手』（三軒茶屋　本館）
　ジェンダーSFの傑作としては、『闇の左手』に先立つものとしてファーマーの『恋人たち』という作品があるのですが、『恋人たち』は絶版になってしまっている一方で『闇の左手』は順調に刷数を伸ばしています。両者の違いは何かと言えば、腐女子の方に受ける要素の有無でしょう（笑）。
【関連】『恋人たち（フィリップ・ホセ・ファーマー）』 投票ページ | 絶版・レア本を皆さまの投票で復刻 復刊ドットコム
　『闇の左手』と言えば、石持浅海の傑作『BG、あるいは死せるカイニス』が新書版になって刊行されましたね。

BG、あるいは死せるカイニス (カッパ・ノベルス)

　この作品、本格ミステリでありながら優れたジェンダーSFでもあります。男性が『闇の左手』を書いたらこうなる、という作品だと思います。未読の方にはこの機会に読まれることを強くオススメします。
【参考】アイヨシの書評　『ＢＧ、あるいは死せるカイニス』（三軒茶屋　本館）

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　アイヨシの記事、ハチワン＝０８１＝オッパイと読んでしまう人のための『ハチワンダイバー　3巻』将棋講座を、http://d.hatena.ne.jp/azejdc/さん、ゴルゴ３１さん、Ａｋさん、朝目新聞さんに紹介していただきました。どうもありがとうございます。この記事、ふざけた見出しですが内容はネタに走らずストイックに仕上げましたので、地味に読み続けてもらえればと思っております。