自分メモニュース
アイヨシの次回の本館書評は、P・K・ディック3本です。『虚空の眼』(創元推理文庫・品切れ)『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(ハヤカワ文庫)『スキャナー・ダークリー』(ハヤカワ文庫)の3つです。アップ日は相変わらず未定です(笑)。
『エルリック・サーガ(書評)』の最新刊『スクレイリングの樹』を読みましたが、全然煮詰まらなくてプチ書評にもなりません。とりあえず雑感だけ書き散らかしておけば後でまとめやすいかも?
「遠慮会釈のない」という表現が何度も出てくるのが妙に気に障ります。H・G・ウェルズが世界人権宣言に関わっていたのは知りませんでした(参考→Wikipedia〈ハーバート・ジョージ・ウェルズ〉)。「ウルリックの著作を通じて」とは言え、第二部がエルリックの一人称視点で語られていたのがすごく意外で新鮮でした。もっとも、それが良かったのかどうかは今のところ判断に迷っているのですが。それにしても今回の〈天秤〉がやってることはホントにエグイ。〈法〉でも〈混沌〉でもない調和のため、と言えば聞こえは良いけど、物語によっては「人の運命をもてあそぶ魔女」(byロードス島戦記)呼ばわりされて討ち果たされても仕方のない所業です。まさに、この世に善も悪もあったもんじゃないですね(苦笑)。
スクレイリングの樹―永遠の戦士エルリック〈6〉 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: マイクルムアコック,Michael Moorcock,井辻朱美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 文庫
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牧野修「『水銀奇譚』ができるまで」、田中芳樹「とっぴんぱらりんのぷぅ」、柳広司「漱石先生の事件簿」が更新されてますー。
●とある作家の苦悩と棋士の思惑
勝手に将棋ブックマーク(もずさんはホントすごいなぁ)経由で知ったページなのですが、ミステリ読みとしても将棋ファン(リンク先は囲碁についてですが棋譜についての問題点は共通)としても興味深い内容です。それにしても、このページのトップって無いのかなぁ? 気になります。