号外さんちゃ1074号@アイヨシ

 ろじぱらのワタナベさん恩田陸の『図書室の海』を読んだと聞いて、そういえば『図書室の海』には『真夜中のピクニック』の前日譚が載ってたなぁ、と今更ながらに思い出して読み直してみました。
 『真夜中のピクニック』を読んだのは最近です。アイヨシの高校時代には強歩大会(←競歩の誤字にあらず)というのがありまして、距離は47キロでした。100キロには及びませんが、時間制限がきつく時間内にゴールするのが精一杯で、とても”ピクニック”って感じではありませんでした。マジで地獄でした。そんな思い出話はともかくとして、物語はとても面白いです。第2回本屋大賞受賞も納得です。
 で、すっかり内容を忘れた『図書室の海』を再読したわけですが……。
 ??? これちょっと変じゃありません? 3人目の独白は誰のものなのか? 多分美和子(←ネタバレ伏せ字)だと思うのですが、でもでも、結局何もしてませんよね。それに、偶然知ったっていうのも、この場合はおかしいと思います。しかし、他に思い当たる人物もいませんし。謎です。

 『予告された殺人の記録』の書評のために本棚をごそごそ漁っていたら、以前古書店で購入して一編だけ読んで放置していたサンリオ文庫の『エレンディラ』(現在はちくま文庫から復刊されてます)が同じくガルシア=マルケスの作品だったことを知り、慌てて積読タワーから抜き出しました。この著者の作品を読んだのはこれが初めてだと思ってたのですが、やれやれ。もっとしっかりせな……。