号外さんちゃ929号@アイヨシ

●第64期名人戦 森内名人、3連覇に王手 第4局
 居飛車急戦対四間飛車となれば、普通は前者の攻めに後者の受けと決まってるのですが、いつの間にか四間飛車の攻めに急戦の受けという逆の構図になってる辺り、やはり棋風というのがあるのでしょうね。
 で、結果は森内名人の完封勝ちで防衛に王手となりました。
 途中挑戦者の指した2五銀はどうだったのでしょうか? 一歩のためとはいえ、そっぽの銀ですし、結果論ですが遊び駒にもなっちゃいました。
 対して、名人の指した5八金はアイヨシには一生思いつかない手ですね。
 本局の詳しい解説は来週号の週刊将棋に載るでしょうから、それを楽しみにしたいと思います。

 日本将棋連盟のメルマガ(362号)で昨日の名人戦の結果が配信されてきたのですが、その記載で、

誤)第64期名人戦日刊スポーツ新聞社主催)
正)第64期名人戦毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)

よりによってこの微妙な時期に、という誤記がありました(笑)。
 思うに人間って、やっちゃいけないと思うとかえってやっちゃうという困った習性があったりしますよね。

 "MAPIRO MAHAMA DIROMAT!!"さんのところで、公立はこだて未来大学で開催された公開講座羽生善治三冠と未来大学の松原教授との対談のレポが載っています。
 プロ棋士はどう考えているか〜前編〜
 プロ棋士はどう考えているか〜中編〜
 プロ棋士はどう考えているか〜後編〜
 これを読んで思うのは、森博嗣との対談は羽生三冠にして欲しかったということです。先崎八段には悪いですが(コラコラ)。あと雑感を適当に羅列。
 先手羽生後手羽生観戦羽生の三人の羽生がいるというのがとても面白いですね。
 ”ボナる”が公けの場でも使われるようになったのですね(笑)。評価関数についての羽生のセリフは、たぶん角と銀が逆なのが正しい(=「コンピュータの評価関数は銀より角がずっと強いはず」)と思います(そうじゃないと意味が通じない)。
 10手先を読むのも無理、というのは、手数に換算するとそういうことになるのだと思うのですが、読み捨てられたパターンとかで換算するとやはりものすごい量になるんじゃないかとは思います。想像ですが。
 この際ですからハッキリ言いますが、アイヨシは羽生ヲタです(笑)。