別館号外さんちゃ0153号
フジモリの記事、初心者のための使えるジョジョ語(登校編)を、ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWSさんにご紹介いただきました。ありがとうございます。
当サイトは一応書評サイトを自認しているのですが、ハチワンとジョジョが当サイトの2トップという非常にカオスな場所です(笑)。
ということで6/19発売のハチワンダイバー3巻のアイヨシの感想はまたも力作だと思うので期待しててね!(ぶん投げ)
【参考】 ハチワン=081=オッパイと読んでしまう人のための『ハチワンダイバー 1巻』将棋講座
【参考】 ハチワン=081=オッパイと読んでしまう人のための『ハチワンダイバー 2巻』将棋講座
笹公人『念力家族』インフォバーン
- 作者: 笹公人
- 出版社/メーカー: インフォバーン
- 発売日: 2004/08/31
- メディア: 単行本
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百聞は一見に如かず、収録されている歌を読めば本の内容が一発でわかります。
落ちてくる黒板消しを宙に止め3年C組念力先生
満員電車こころで歌うメロディーを隣の男よなぜ口ずさむ
金星の王女わが家を訪れてYMOを好んで聴けり
従来、短歌は私たちの「日常」世界の風景を三十一文字で切り取る「写真」のようなものですが、この作者は「非日常」世界の風景を詠んでいます。
「非日常」世界の「現実」。これは、大塚英志が提唱する「まんが・アニメ的リアリズム」そのものだと思います。
キャラクター小説とは「非日常」世界(あえてこれを「もうひとつの世界」と呼ぶことにします)でのキャラクタをリアリティたっぷりに描く小説であり、いわゆる「マンガ」「ライトノベル」もこの文法で書かれています。
すなわち、『念力家族』は誤解を恐れずに言えば「ライトノベル短歌」なのです。
ライトノベルが非日常の世界でリアリティを追求するのと同様に、『念力家族』をはじめとする笹公人の作風は、非日常の世界の風景をリアリティたっぷりに切り取った作品と言えるでしょう。
いわゆる普通の人々にとってはSF短歌、オカルト短歌、ファンタジー短歌と誤読されていますが、マンガやライトノベルの文法に慣れている人にとっては、「もうひとつの世界」の風景を鮮やかに三十一文字で切り取った「写真集」なのです。
- 作者: 笹公人
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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- 作者: 笹公人
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
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