『ヒカリとツエのうた』

これは凄い。
初・今日マチ子でしたが、いわゆる世間の理から外れた「一人では生きていけない」人々を軽く突き放すようにふんわりと描いている。
全盲の三味線弾き・ゴゼと訪れる町々にいる人々と紡ぐ、苦くも温かな物語。
絵柄はまったく違うが、『棺担ぎのクロ』を思い起こさせる、「人は、一人では生きていけない」というお話です。
読後はずっしりと、それでいながらふわっとした気分になる。
良い作品に出会えました。感謝。