『スピリットサークル』 3巻

 4人目の過去生。主な登場人物は同じなのに、いや、同じだからこそ毎回毎回の彼ら彼女らの生きざまに涙腺が緩んでしまう。過去生を経るごとに現実の風太・鉱子の関係性にもニヤニヤな変化があったり、彼らの因縁の背後に潜む存在が仄めかされたりと相変わらず作者のストーリーテリングの巧みさに感心します。
 この作品も全10巻ぐらいにおさまるのかな。名作の予感しかしません。