7月に読んだ本まとめ

はやいものでもう8月。7月はようやくblog記事も更新でき、平常運転に戻りつつあります。
今月もこんな感じでぼちぼち更新できたらなぁ、と思います。
・・・ジョジョASBが発売されるまでにね!(PS3購入済み)
というわけで7月の読書メモ。先月はあまり読めませんでした。



2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1256ページ
ナイス数:86ナイス

銀の匙 Silver Spoon 8 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 8 (少年サンデーコミックス)感想
これまでは農業の楽しさを描いてきたが、この巻では「農業は楽しいばかりじゃないよ」という現実を突きつける。これまで夢に向かってまっすぐに進んでいただけに、その夢を諦めざるを得ないときの無念さが心に刺さる。友人の挫折を目の当たりにした八軒は、それでも前に進もうと歯を食いしばる。そのひたむきさもまた心に刺さる。
読了日:7月19日 著者:荒川 弘


放課後!ダンジョン高校 1 (リュウコミックス)放課後!ダンジョン高校 1 (リュウコミックス)感想
遺跡のある学校。謎の生物たち。謎のアイテム。ウィザードリィ世代にはダンジョンと聞くと胸踊る何かがあります。まだダンジョンには潜ってないですが、パーティ4人のキャラと関係性をしっかり描いているところに好感が持てる。2巻が楽しみ。
読了日:7月19日 著者:山西正則


バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)感想
あーこれ面白い。読書をファッションにする「にわか」な女の子とそれに突っ込みを入れる主人公。このぬるい感じが心地よい。そしてめんどくさいSFファンの女の子やキョドる文学少女などコミュニケーションが苦手な人たちによる擬似サークル感がgoodです。
読了日:7月19日 著者:施川 ユウキ


ぼくの体はツーアウト 4 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)ぼくの体はツーアウト 4 (グランドジャンプ愛蔵版コミックス)感想
あれ、会社辞めちゃったんだ。。。(オタリーマン未読)相変わらずの健康モルモットっぷりが面白い。それでもヨガとか乗馬とか面白そうだなーと 思ってしまうところが思う壺なのかも。ちなみに自分もワンナウトです。(通風予備軍)
読了日:7月19日 著者:よしたに


キケン (新潮文庫)キケン (新潮文庫)感想
自衛隊も甘ラブも登場しない、ドストレートな「青春」小説。しかしながら素材の味を最大限に引き出す術を知っている名料理長・有川浩の手腕が遺憾なく発揮された一冊。とある工業大学にある「機研(=キケン)」という男だらけのサークルの日々を描く連作短編だが、サークル活動そのものをほとんど書かず、「それ以外」の部分を抽出することで読者の「あー、そうそう、俺たちもこんな馬鹿ばっかやってたよなぁ」という共感を巧に引き出している。そして単なる「あのころはよかった」話にしないところが、「さすが、有川浩!」という感じでした。
読了日:7月27日 著者:有川 浩


地球戦争 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)地球戦争 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
1巻での絶望的な状況から、2巻ではこの混乱を中心とした人間たちのドラマに比重が置かれた。登場人物たちは気持ちいいほどに「子供」と「大人」に色分けされているところが『二十面相の娘』を思わせるが、『地球戦争』はより人間関係に重きを置いている気がした。銅版画を意識した見開き、ハラハラさせるストーリーと「エンターテイメント、ここにあり!」な作品。個人的に2013年ベストに浮上。
読了日:7月30日 著者:小原 愼司


スピリットサークル 02―魂環 (ヤングキングコミックス)スピリットサークル 02―魂環 (ヤングキングコミックス)感想
輪廻系(←としか表せない)ファンタジー漫画2巻。輪廻する人生と風太に関わる人が何度も登場し、退場する様子は読んでいて涙腺を刺激してしまう。輪廻とは「繰り返し」ではなく「積み重ね」なのだと読者を意識付け、来たるべき「ヤマ」にむけて登っていく印象を受けた。次巻も楽しみ。
読了日:7月30日 著者:水上 悟志


ブックイーター 1 (バンブーコミックス)ブックイーター 1 (バンブーコミックス)感想
2巻一気読み。リアル書店に売っていない。。。感想は次巻でまとめて。
読了日:7月31日 著者:カネタケ製菓


ブックイーター 2 (バンブーコミックス)ブックイーター 2 (バンブーコミックス)感想
とあるサークル(作中では表記されていない)での男女の恋愛オムニバス。時系列や絵柄など荒削りで読みづらいが、セリフ回しが芝居ががっているほどに巧みで読みいってしまった。それぞれのキャラたちが仄かな狂気に似たものを孕んでおり、単なる色恋ものとは違った読後感が残った。
読了日:7月31日 著者:カネタケ製菓

読書メーター



7月に発売された漫画だけではありませんが、なかなか面白い漫画が多かったです。
フジモリ的ベスト3は、『地球戦争』『バーナード嬢曰く。』『スピリットサークル』ですかね。
あとは、漫画ではないですが有川浩『キケン』も面白かったです。安定安心の有川印。
さてさて、8月はどんな漫画に出会えるか。楽しみです。