私家版2008年ライトノベル ベスト10

 年末ですので書評サイトらしく一応2008年のベストラノベなんぞを挙げてみます。ちなみに私家版ですので、刊行年数などにかかわらず私が2008年に読んだ本の中から選ばせていただきましたのであしからず(順位も付けていません)。

暴風ガールズファイト 2

暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)

暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)

 残念ながら3巻以降はいまのところ刊行予定がないとのことです。面白かったのに……。スポ根ものの王道的な展開にキラリと光るキャラクター小説の面白さは、今後に期待を抱かせるに十分だと思ったのですが……。
【関連】『暴風ガールズファイト 2』(佐々原史緒/ファミ通文庫) - 三軒茶屋 別館

クジラのソラ(全4巻)

クジラのソラ 01 (富士見ファンタジア文庫)

クジラのソラ 01 (富士見ファンタジア文庫)

 少年ジャンプの3大要素として努力・友情・勝利が知られていますが、スポ根ものの要素としてこれに付け加えるものがあるとすれば、努力と才能の関係をどのように描いていくか? というのがあると思います。本作はそうしたテーマに真っ向から挑んだ傑作だといえるでしょう。それにしても、打ち切られることなく作品が完結するというのは素晴らしいことですよね(他意はありません)。
【関連】『クジラのソラ 01』(瀬尾つかさ/富士見ファンタジア文庫) - 三軒茶屋 別館

ドラッケンフェルズ

ウォーハンマーノベル ドラッケンフェルズ (HJ文庫G)

ウォーハンマーノベル ドラッケンフェルズ (HJ文庫G)

 ドラキュラ三部作で知られるキム・ニューマンジャック・ヨーヴィル名義で描いた、TRPG『ウォーハンマー』世界を舞台とした小説です。知る人ぞ知る名作の新訳復刊でしたが、復刊された今でも未だに知る人が知る名作の位置を出ていないみたいなので、もう少し広く読まれて欲しいなぁと(笑)。
【関連】『ドラッケンフェルズ』(ジャック・ヨーヴィル/HJ文庫G) - 三軒茶屋 別館

とある飛空士への追憶

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

 単独敵中翔破の任務の中で生まれる次期皇女と腕利きパイロットの身分違いの交友。ラストの余韻が印象的な一冊です。
【関連】『とある飛空士への追憶』(犬村小六/ガガガ文庫) - 三軒茶屋 別館

七姫物語 第五章 東和の模様

 年に一冊出るか出ないかのスローペースには絶望させられますが(苦笑)、文字通りのお姫様視点から語られる東和の物語の行く末はとても気になります。来年はどうかせめて一冊は刊行されるように。
【関連】『七姫物語 第五章 東和の模様』(高野和/電撃文庫) - 三軒茶屋 別館

あの扉を越えて

あの扉を越えて (講談社X文庫ホワイトハート)

あの扉を越えて (講談社X文庫ホワイトハート)

 復刊作品です。繊細でスタンダードな青春物語には普遍的な魅力があるという好例でしょう。
【関連】『あの扉を越えて』(飯田雪子/講談社X文庫) - 三軒茶屋 別館

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

 中二病邪気眼を正面から扱った青春ラブコメ小説。ユーモラスでありながらシビアな面も描かれていて読み応えのある一冊です。
【関連】『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』(田中ロミオ/ガガガ文庫) - 三軒茶屋 別館

文学少女”と神に臨む作家

 ”文学少女”シリーズ堂々の完結。古典の名作を物語の下敷きとした構成は、メタにメタにフィードバックした結果ベタな物語として、重層的でありながら一本の筋が通ったストーリーとして見事な結末を迎えました。2008年マイベストラノベとして文句なしの作品です。
【関連】『”文学少女”と神に臨む作家』(野村美月/ファミ通文庫) - 三軒茶屋 別館

MA棋してる!

MA棋してる!(1) (富士見ファンタジア文庫)

MA棋してる!(1) (富士見ファンタジア文庫)

 将棋魔法という前代未聞のアイデアは将棋ファンなら注目しないわけにはいきません。今後の展開に乞うご期待です。
【関連】『MA棋してる! 1』(三浦良/富士見ファンタジア文庫) - 三軒茶屋 別館


 うちはミステリがメインの書評サイトのはずですが、アクセス的にはラノベの方が人気があるのは周知の事実です。いったい何故でしょうね?(笑) まあ、来年もぼちぼちと読んでは書評していきたいと思います。